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【10】葬儀で追加費用が発生するケースとは?

 GUIDE

葬儀を考えるとき、ご家族が不安に感じやすいことの一つが「見積もり以外に費用が増えることはあるのか」という点ではないでしょうか。私たち舞岡あゆみ葬祭にも、「最初に聞いた金額より高くなることはあるのか」「どんな場合に追加費用が出るのか」「後から想定外の請求にならないようにしたい」といったご相談をよくいただきます。

葬儀費用は、最初の見積もりだけですべてが確定するわけではなく、状況によっては追加費用が発生することがあります。ただし、それは決して特別なことではなく、葬儀というものが、ご逝去後の状況、火葬場の空き状況、ご家族の希望、参列人数などに応じて変わりやすいからです。問題なのは追加費用があることそのものではなく、どのような場合に増えるのかを知らないまま進めてしまうことです。

追加費用が出る理由が最初から分かっていれば、ご家族も心づもりがしやすくなりますし、必要に応じて内容を見直すこともできます。反対に、「最初の金額だけで全部できる」と思い込んでしまうと、後から不安や不満につながりやすくなります。

そこでこのページでは、葬儀で追加費用が発生しやすい主なケースと、そのときに何を確認しておくと安心かを、初めての方にも分かりやすくご説明いたします。舞岡あゆみ葬祭スタッフの目線で、「ここは見落としやすい」という点を中心にまとめました。

まず知っておきたい「追加費用」は悪いことではない

最初にお伝えしたいのは、葬儀で追加費用が発生すること自体は、必ずしも悪いことではないということです。葬儀は、ご家族の状況やご希望、火葬場の予約状況、参列人数などによって内容が変わるため、最初の時点で100%すべてを確定するのが難しいことがあります。

たとえば、ご家族が「もう少しお花を入れてあげたい」と思われたり、火葬場の都合で安置日数が延びたり、予想より参列者が増えたりすれば、その分の費用が増えるのは自然なことです。大切なのは、「どのような場合に費用が増えるのか」「その場合はいくらくらい変わるのか」を事前に理解しておくことです。

つまり、追加費用で後悔しないためには、追加があるかどうかではなく、追加の条件が分かりやすく説明されているかを見ることが大切になります。

追加費用が出やすいケース
1. 安置日数が延びる場合

葬儀で追加費用が発生しやすい代表的なケースが、安置日数が延びる場合です。ご逝去後、ご遺体はご自宅または安置施設で一定期間安置されますが、葬儀までの日数が長くなると、その分だけ安置料やドライアイスなどの費用が増えることがあります。

たとえば、火葬場の予約が混み合っていて希望の日程に取れない場合、ご親族の到着を待つ場合、友引などの日程調整をする場合には、予定より葬儀までの日数が延びることがあります。ご家族としては「こちらの都合で延ばしたわけではない」と感じることもあるかもしれませんが、実務上はその日数分の安置が必要になるため、費用も変わることがあります。

このとき大切なのは、見積もりの段階で何日分の安置費用が入っているのかを確認することです。そして、「もし1日延びたらどのくらい増えるのか」も聞いておくと安心です。ここを知らないまま進めると、後から思ったより増えたように感じやすくなります。

2. 搬送距離が長い場合

ご遺体の搬送距離も、追加費用が発生しやすいポイントの一つです。病院や施設から安置場所までの搬送、安置場所から葬儀場までの搬送、葬儀場から火葬場までの移動など、葬儀では複数の移動が発生することがあります。

特に、亡くなられた病院がご自宅や希望会場から遠い場合や、県外・市外をまたぐ搬送になる場合には、距離に応じて料金が変わることがあります。また、一度安置したあとで別の会場へ移動する場合など、搬送回数そのものが増えると、その分の費用が追加されることもあります。

そのため、見積もりを見る際には、「この搬送料はどこからどこまでですか」「距離が延びた場合はどうなりますか」と確認しておくことが大切です。ご家族の中には「搬送は一式で全部含まれている」と思われる方も多いのですが、実際には回数や距離によって変わることがあるため注意が必要です。

3. 会場や控室の利用時間・内容が変わる場合

葬儀場の利用に関しても、内容によって追加費用が発生することがあります。たとえば、控室を利用する時間が長くなる場合、ご家族が通夜の晩に宿泊される場合、会食室や法要室などを追加で利用する場合などです。

また、最初は小さな家族葬会場を想定していたものの、参列者が増える見込みになって会場を広げることになった場合も、会場費が変わることがあります。逆に、「会場費は入っていると思っていたけれど、控室や会食室は別だった」ということに後から気づくケースもあります。

会場関係の追加費用を防ぐには、「この見積もりにはどの部屋が含まれていますか」「控室は何時間まで使えますか」「宿泊する場合は別料金ですか」といった点を最初に確認することが大切です。会場費は一見分かりやすそうでいて、実は使い方によって差が出やすい項目でもあります。

4. 参列人数が増えた場合

葬儀費用の中でも、とても変動しやすいのが人数に関わる部分です。通夜振る舞い、精進落とし、会葬礼品、返礼品、飲み物、お弁当などは、参列者の人数によって必要数が変わるため、予想より多くなればその分費用も増えます。

特に家族葬では、「身内だけの予定だったけれど、親しい方や近所の方も来られた」ということが意外とあります。また、葬儀の案内をしたあとで、「やはり参列したい」という親族が増えることもあります。その結果、お料理や返礼品が追加になり、見積もりより金額が上がることがあります。

この場合、追加費用そのものをゼロにするのは難しいですが、最初に「だいたい何人くらいを想定しているか」をできるだけ現実に近く考えることが大切です。そして、「もし人数が増えた場合、料理や返礼品はどのくらい単価がかかりますか」と確認しておくと、後からの不安を減らしやすくなります。

5. 祭壇や供花を変更した場合

ご家族が故人を思う気持ちから、祭壇やお花の内容を変更することがあります。たとえば、「もう少しお花を増やしたい」「色味を変えたい」「故人の好きだった花を入れたい」「シンプルな祭壇から少し華やかにしたい」といったご希望です。

こうした変更は、ご家族にとってとても自然なお気持ちですし、故人らしいお見送りにつながることもあります。ただし、内容を追加すれば当然費用も変わるため、結果として追加費用になることがあります。

ここで大切なのは、「お花を増やしたらいくらくらい変わるのか」「祭壇のグレードを変えるとどれくらい違うのか」をその都度確認することです。気持ちが高ぶっている場面では、「これくらいなら」と思って追加したものが重なり、後から思った以上の金額になることもあります。故人への思いを大切にしながらも、変更のたびに金額感を確認することが安心につながります。

6. 棺に納めるものや納棺の内容を変える場合

納棺の際に、故人のお好きだったものや思い出の品を棺に納めたいと考えられるご家族も多くいらっしゃいます。これはとても大切なお別れの時間ですが、場合によっては納棺に関する内容が変わり、追加費用が発生することがあります。

たとえば、納棺に使う物品を追加したり、故人のお着替えやお支度を特別に行ったりする場合です。また、棺そのもののグレードを変更することでも金額は変わることがあります。

もちろん、ご家族にとって納得できるお別れはとても大切ですが、納棺に関する部分も「見積もりに含まれている範囲」がどこまでかを確認しておくと安心です。特に、当日その場で気持ちが動いて追加したくなる内容は、事前に考え方を整理しておくと後悔しにくくなります。

7. 火葬場の条件によって変わる場合

火葬場に関する費用も、見積もりの時点で固定ではない場合があります。特に注意したいのは、市民料金か市民外料金か、また火葬場の利用条件によって金額が変わるケースです。

たとえば、亡くなられた方の住民票所在地と利用する火葬場の管轄が異なる場合、市民料金ではなく市民外料金になることがあります。市民外料金はかなり差が出ることもあるため、見積もりに火葬料が入っていないと、後から「こんなに違うのか」と感じやすくなります。

そのため、「火葬料はどこ基準で考えていますか」「市民外料金になる可能性はありますか」と確認しておくことが大切です。火葬場は葬儀の中心にあるにもかかわらず、費用の認識が曖昧になりやすい部分でもあります。

8. 宗教者へのお礼が別で必要な場合

仏式の葬儀では、僧侶へのお布施やお車代、御膳料などが必要になることがあります。これらは、葬儀社の見積もりとは別に考えることが多い費用です。そのため、見積もりだけを見ていると「思ったより高くなった」と感じる原因になりやすくなります。

特に菩提寺がある場合は、お布施の考え方をご家族が把握していないことも多く、「葬儀費用とは別に必要なのか」と驚かれることがあります。逆に、葬儀社から僧侶を紹介してもらう場合でも、その費用がどこまで含まれているかを確認しておく必要があります。

宗教者へのお礼は、追加費用というより「最初から別に必要な費用」であることが多いのですが、ご家族にとっては見積もり外で増えたように感じやすい部分です。そのため、最初の段階で「お寺へのお礼は別ですか」「どのように考えればいいですか」と確認しておくことが大切です。

追加費用を防ぐために大切なこと

ここまで見てくると、葬儀ではさまざまな場面で追加費用が発生する可能性があることが分かります。ただし、だからといって必要以上に不安になる必要はありません。大切なのは、どこで変わりやすいのかを知っておくことです。

追加費用で後悔しにくくするためには、

・見積もりに何が含まれているかを確認する
・何日分・何人分が入っているかを見る
・延びた場合、増えた場合の考え方を聞く
・その場で追加を決める前に金額を確認する

この4つを意識するだけでも、かなり安心しやすくなります。

ご家族としては、「必要なことなら仕方ない」と思われる場面も多いと思います。そのうえで、内容と金額を納得して選べることが、一番大切です。

追加費用をゼロにするより「納得できること」が大切

葬儀で追加費用が発生しないに越したことはありませんが、現実には、その時の状況やご家族のお気持ちによって内容が変わることがあります。だからこそ、「絶対に追加費用を出さない」ことよりも、追加になった理由が分かり、納得して選べることが大切です。

故人に対する思いや、ご家族が後悔のないお見送りをしたいというお気持ちは、とても大切なものです。その気持ちを大事にしながら、無理のない範囲で整えていくことが、ご家族にとって納得のいく葬儀につながります。

舞岡あゆみ葬祭では、追加費用の考え方も分かりやすくご案内しています

葬儀で追加費用が発生する可能性がある場面は、安置日数、搬送距離、参列人数、会場、お花、火葬場、宗教者へのお礼など、さまざまです。初めての方にとってはとても分かりにくく、不安になりやすい部分でもあります。

舞岡あゆみ葬祭では、見積もりの内容だけでなく、どのような場合に金額が変わるのか、何を確認しておくと安心かをできる限り分かりやすくご説明することを大切にしています。「最終的にどのくらいを見込めばよいのか」「この場合は増えるのか」など、不安なことがありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

ご家族が納得して故人をお見送りできるよう、費用面についても丁寧に寄り添いながらお手伝いいたします。

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