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【16】最近増えている小さなお葬式事情
GUIDE

近年、お葬式の形は大きく変わってきています。かつては、多くの親族やご近所の方、会社関係の方などが集まる一般葬が主流でしたが、最近では小規模で行う「小さなお葬式」を希望される方が増えています。私たち舞岡あゆみ葬祭でも、「できるだけ家族だけで静かに見送りたい」「大きな葬儀ではなく、身内中心で無理のない形にしたい」「最近はどのようなお葬式が多いのか知りたい」といったご相談を多くいただきます。

実際に、昔と比べてお葬式に対する考え方は大きく変化しています。ご家族の人数や暮らし方、地域との付き合い方、仕事関係のつながり方などが変わったことで、「お葬式は大勢を呼んで行うもの」という考え方だけではなくなってきました。その中で増えているのが、家族葬や一日葬、火葬式などに代表される小さなお葬式です。

ただし、「小さなお葬式」と一言でいっても、その意味は一つではありません。単に人数が少ないお葬式を指す場合もあれば、規模だけでなく内容そのものを見直したお葬式を指す場合もあります。そのため、イメージだけで考えてしまうと、「思っていたものと違った」「小さい葬儀にしたけれど後から困った」ということにもなりかねません。

ここでは、最近増えている小さなお葬式事情について、背景や選ばれる理由、代表的な形式、メリットと注意点まで分かりやすく解説いたします。

小さなお葬式が増えている背景

最近、小さなお葬式が増えている背景には、いくつかの社会的な変化があります。まず一つ目は、ご家族の人数が少なくなっていることです。以前に比べて親族の数が多くなく、親しい身内だけで見送りたいと考えるご家庭が増えています。また、お子様が遠方に住んでいたり、ご高齢のご家族が多かったりすることで、大規模な葬儀を行うこと自体が負担になりやすいという事情もあります。

二つ目は、地域とのつながり方の変化です。昔は近所づきあいが深く、ご町内や地域の方が自然に参列されることも多くありました。しかし現在では、地域との関係性が以前ほど密ではなくなっているご家庭も増えています。そのため、身内や親しい方だけでお見送りする形が選ばれやすくなっています。

三つ目は、仕事や交友関係の変化です。定年後は会社関係の参列が少なくなることもありますし、本人が生前から「大げさなことはしなくていい」と考えていた場合もあります。故人のお考えやご家族の価値観が、小さなお葬式を選ぶ理由になることも少なくありません。

さらに、費用面への意識の高まりも背景の一つです。葬儀は突然必要になることが多く、費用の負担を心配される方も多くいらっしゃいます。そのため、できるだけ無理のない範囲で、必要な形に整えたお葬式を希望される方が増えています。

このように、小さなお葬式が増えているのは、単なる流行ではなく、今のご家族の暮らしや考え方に合った形が求められているからだといえます。

小さなお葬式とはどんなお葬式を指すのか

「小さなお葬式」という言葉は、一般的な表現として広く使われていますが、葬儀の正式な形式名ではありません。実際には、少人数で行う家族葬や一日葬、火葬式などをまとめてイメージされることが多い言葉です。

たとえば、家族や近しい親族だけで行う家族葬は、小さなお葬式の代表的な形です。通夜や告別式を行いながらも、参列者を限定して静かに見送ることができます。また、一日葬は通夜を行わず、告別式と火葬を一日で行うため、日程を短くして負担を軽くしやすい形です。火葬式は通夜や告別式を行わず、火葬を中心に故人を見送るもっともシンプルな形です。

つまり小さなお葬式とは、単に「安いお葬式」や「簡単なお葬式」を意味するのではなく、人数や内容を必要に応じて見直し、ご家族に合った無理のない規模で行うお葬式と考えるのが自然です。

どのような小さなお葬式が増えているのか

最近特に増えているのは、家族葬です。家族葬は、ご家族やご親族、ごく親しい方だけで行う小規模なお葬式で、現在もっとも多く選ばれている形式の一つです。大勢への対応に追われにくく、ご家族が故人とゆっくり向き合いやすいことから、多くの方に支持されています。

次に増えているのが、一日葬です。一日葬は通夜を行わないため、二日間にわたる葬儀の負担を軽くしやすい形式です。高齢のご家族が多い場合や、遠方から親族が集まる場合、また日程的な負担を抑えたい場合などに選ばれています。

そして、費用面やご事情から選ばれることがあるのが、火葬式(直葬)です。通夜や告別式を行わず、火葬を中心に見送る形で、もっともシンプルな形式です。身寄りが少ない方や、故人・ご家族の意向で簡素な形を望まれる場合などに選ばれることがあります。

このように、「小さなお葬式」といっても一つの形ではなく、ご家族の考え方や状況に応じてさまざまな選択肢があることが、最近の特徴だといえるでしょう。

小さなお葬式のメリット

小さなお葬式が選ばれる理由には、いくつかのはっきりとしたメリットがあります。

まず大きいのは、落ち着いてお別れがしやすいことです。一般葬のように大勢の参列者が出入りする場合、ご家族はどうしても受付対応やご挨拶に追われやすくなります。その点、小さなお葬式では参列者を限定するため、ご家族が故人と向き合う時間を取りやすく、気持ちの面でも落ち着いてお見送りしやすくなります。

次に、ご家族の負担を軽くしやすいことがあります。会場の準備、返礼品、会食、受付対応などの規模を抑えやすいため、ご高齢のご家族や少人数で葬儀を進める場合にも無理が少なくなります。とくに通夜と告別式の両方を行うのが大変な場合には、一日葬などの選択が負担軽減につながることがあります。

さらに、費用を調整しやすいこともメリットの一つです。規模が小さくなれば、返礼品や飲食費などの変動費を抑えやすくなります。ただし、後ほどお伝えするように、必ずしも大幅に安くなるとは限らないため、その点は正しく理解しておくことが大切です。

また、今の時代の価値観に合っていることも大きな理由です。形式よりも気持ちを大切にしたい、身内だけで静かに送りたい、無理のない範囲で行いたいという考え方に、小さなお葬式は合いやすい傾向があります。

小さなお葬式で気をつけたいこと

小さなお葬式には多くのメリットがありますが、事前に知っておきたい注意点もあります。

まず注意したいのが、「小さいから簡単」とは限らないことです。たとえば家族葬でも、通夜や告別式をしっかり行えば、準備することは少なくありません。どこまでの方に連絡するか、会食はどうするか、宗教者をどう手配するかなど、考えるべきことはきちんとあります。そのため、小規模だから何も考えなくてよいというわけではありません。

次に、親族や周囲との認識の違いが起こりやすいこともあります。ご家族としては身内だけで静かに送りたいと思っていても、親族の中には「きちんと知らせるべきだ」「もっと多くの方にお別れしてもらった方がよい」と考える方もいるかもしれません。とくに年配の方の中には、大きなお葬式が当たり前という感覚をお持ちの方もいらっしゃいます。そのため、近しいご親族とは事前にできるだけ気持ちを合わせておくことが大切です。

また、葬儀後に弔問対応が増える場合があることも知っておきたい点です。家族葬などで限られた方だけにお知らせした場合、後から訃報を知った方がご自宅へ弔問に来られることがあります。葬儀当日は静かでも、その後の対応が続く場合があるため、その点も見越しておく必要があります。

さらに、費用は内容によって大きく変わるという点も重要です。小規模なお葬式であっても、会場使用料、搬送費、安置費、火葬料、祭壇費などは必要になります。そのため、「小さなお葬式=とても安い」と単純に考えないことが大切です。見積もりの内容をよく確認し、何が含まれていて何が別途必要かを把握しておくことが後悔を防ぎます。

小さなお葬式が向いている方

小さなお葬式は、今の時代に合った柔軟なお見送りの形ですが、特に向いているのは、近しい身内だけで静かに送りたい方です。故人との最後の時間を落ち着いて過ごしたい方には、少人数での葬儀はとても合いやすい形です。

また、高齢のご家族が多い場合にも向いています。大規模なお葬式は移動や対応の負担が大きくなるため、ご家族の体力面を考えて小規模な形を選ばれることがあります。

さらに、費用や準備の負担を無理のない範囲にしたい方にも向いています。必要な内容を整理しながら、気持ちを大切にしたお見送りをしたいと考える方には、小さなお葬式の考え方が合うことがあります。

ただし、故人が地域とのつながりが深かった方や、会社関係・ご友人関係が広い方、多くの方にお別れしていただきたいと考える場合には、一般葬の方が合っていることもあります。大切なのは、「最近多いから」ではなく、故人とご家族にとって本当に自然な形かどうかを考えることです。

小さなお葬式を選ぶ前に考えたいこと

小さなお葬式を考える際には、いくつか整理しておきたいことがあります。まず一つ目は、誰にお知らせするかです。家族葬や一日葬では参列者の範囲を限定することが多いため、どこまで声をかけるのかを明確にしておくことが大切です。

二つ目は、どこまで儀式を行うかです。通夜や告別式を行うのか、一日葬にするのか、火葬式にするのかで、お別れの時間や費用、親族の受け止め方も変わってきます。

三つ目は、宗教的な考え方やお寺との関係です。菩提寺がある場合は、小規模なお葬式の形でも問題ないかを事前に確認しておくことが安心につながります。

そして四つ目は、葬儀後のことまで考えておくことです。訃報を後から知った方への対応や、法要・納骨なども見据えて考えておくことで、後々の負担を軽くしやすくなります。

小さなお葬式は「小さいこと」より「合っていること」が大切

最近は小さなお葬式が増えていますが、大切なのは「小さいこと」そのものではありません。本当に大切なのは、ご家族の気持ちや故人らしさに合ったお見送りができることです。

大きなお葬式が必要な場合もあれば、小さなお葬式だからこそ気持ちが込められる場合もあります。どちらが良いかではなく、「そのご家庭に合っているかどうか」で考えることが大切です。

形式にとらわれすぎず、それでいて必要なことはしっかり整えながら、無理のない形で故人を見送ること。それが、最近増えている小さなお葬式事情の中で、多くの方が求めていることなのではないかと思います。

舞岡あゆみ葬祭では小さなお葬式のご相談も丁寧に承っております

小さなお葬式は、今のご家族の暮らしや考え方に合いやすい一方で、選び方や進め方によっては迷いやすい部分もあります。家族葬がよいのか、一日葬がよいのか、火葬式まで含めて考えるべきかなど、状況によって適した形は異なります。

舞岡あゆみ葬祭では、ご家族のお気持ちやご事情を丁寧にお伺いしながら、無理のない形で故人をお見送りできるようご案内しております。小さなお葬式をご検討中の方、どのような形が自分たちに合っているのか迷われている方は、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、ご家族に寄り添いながら心を込めてお手伝いいたします。

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