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【20】お悔やみの言葉|場面別例文集
GUIDE

大切な方が亡くなられたと知ったとき、「どのような言葉をかければよいのだろう」と迷われる方はとても多くいらっしゃいます。私たち舞岡あゆみ葬祭にも、「お悔やみの言葉は何と言えばよいのか」「失礼のない言い方を知りたい」「親しい相手と仕事関係では言い方を変えた方がよいのか」といったご相談をよくいただきます。

お悔やみの言葉は、故人を悼む気持ちと、ご遺族に寄り添う気持ちを表す大切な言葉です。しかし一方で、悲しみの中にいるご遺族へかける言葉だからこそ、言い方には配慮が必要です。気持ちを伝えたいと思っていても、何を言えばよいのか分からず、言葉に詰まってしまうこともあるでしょう。

また、お悔やみの言葉は、対面で伝える場合だけでなく、電話、メール、LINE、手紙など、状況によって伝え方も変わります。さらに、相手との関係性や、通夜・葬儀・後日の弔問など場面によっても、ふさわしい表現には違いがあります。そのため、「これさえ言えば大丈夫」という一つの正解があるわけではありません。

大切なのは、形式だけでなく、相手の悲しみに配慮しながら、簡潔で思いやりのある言葉を選ぶことです。長く話しすぎる必要はありませんし、無理に気の利いた言葉を言おうとしなくても構いません。落ち着いた一言が、ご遺族の心に静かに届くことも多いものです。

ここでは、お悔やみの言葉の基本的な考え方、避けた方がよい表現、そして対面・電話・メールなど場面別に使いやすい例文を分かりやすくご紹介いたします。

お悔やみの言葉で大切な基本

お悔やみの言葉を伝えるときに大切なのは、まず短く、丁寧に、相手の気持ちに寄り添うことです。ご遺族は深い悲しみの中にあり、葬儀の準備や対応で心身ともに大変な状況にあります。そのため、あまり長く話したり、立ち入ったことを聞いたりするのは避けた方がよいでしょう。

お悔やみの場面では、「このたびはご愁傷さまでございます」「心よりお悔やみ申し上げます」といった基本的な表現だけでも十分に気持ちは伝わります。無理にたくさん話そうとするよりも、落ち着いて丁寧に一言を伝えるほうが、ご遺族にとっても負担が少なく、気持ちが伝わりやすくなります。

また、声の大きさや表情、態度も大切です。明るすぎる口調や、必要以上に感情を強く出しすぎる話し方は避け、静かで落ち着いた印象を心がけることが大切です。

お悔やみの言葉で避けたい表現

お悔やみの言葉には、できるだけ避けた方がよい表現があります。代表的なのが忌み言葉です。忌み言葉とは、不幸が重なることを連想させる言葉のことで、弔事の場では避けるのが一般的です。

たとえば、「重ね重ね」「たびたび」「ますます」「再び」「引き続き」など、繰り返しを連想させる言葉は避けた方がよいとされています。また、「死亡」「生きていたころ」など、表現が直接的すぎる言い方も控えた方が無難です。

さらに、「頑張ってください」「元気を出してください」といった励ましの言葉も、場面によってはご遺族の負担になることがあります。悲しみの中にいる方に対して、前向きな言葉を急いでかけるよりも、まずは悲しみに寄り添う言葉を選ぶことが大切です。

また、亡くなられた理由や病状について詳しく尋ねることも控えるべきです。ご遺族から話されない限り、自分から踏み込んで聞かないようにしましょう。

対面で伝える基本のお悔やみの言葉

通夜や葬儀の受付、またはご遺族に直接お会いしたときには、まず短く丁寧なお悔やみの言葉を伝えるのが基本です。もっとも一般的で使いやすいのは、次のような表現です。

「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
「このたびは誠に残念でございました。心よりお悔やみ申し上げます。」
「突然のことで驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご生前には大変お世話になりました。謹んでお悔やみ申し上げます。」

このように、一言か二言で簡潔に伝えるのが基本です。長く話し込まず、相手の状況を見て静かに一礼するだけでも十分です。

親しい友人や知人に伝える場合の例文

相手が親しい友人や知人であっても、悲しみの場では言葉選びに配慮が必要です。あまりに形式的すぎると距離を感じさせることもありますが、反対に砕けすぎる表現は避けた方がよいでしょう。

使いやすい例文としては、次のようなものがあります。

「突然のことで言葉が見つかりません。心からお悔やみ申し上げます。」
「本当に驚きました。とてもおつらいことと思います。心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご家族の皆さまのお気持ちを思うと言葉もありません。心からお悔やみ申し上げます。」
「何と申し上げてよいか分かりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。」

親しい間柄であっても、あまり踏み込みすぎず、相手の悲しみにそっと寄り添う言葉にとどめることが大切です。

仕事関係の相手に伝える場合の例文

会社関係の方へお悔やみを伝える場合には、ややあらたまった丁寧な表現が適しています。上司、同僚、取引先など、立場に応じて礼儀を大切にした言い方を心がけます。

例文としては、次のような表現があります。

「このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。」
「ご家族の皆さまのお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご生前のご厚情に深く感謝申し上げるとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。」

仕事関係では、過度に感情を出しすぎるよりも、落ち着いた丁寧な言葉を選ぶほうが適しています。

受付で使いやすいお悔やみの言葉

葬儀や通夜の受付では、ご遺族と長く話す時間はあまりありません。そのため、受付では短く簡潔なお悔やみの言葉が適しています。

たとえば、香典をお渡しするときには次のように伝えることができます。

「このたびはご愁傷さまでございます。心ばかりですが、お納めください。」
「心よりお悔やみ申し上げます。どうぞお納めください。」
「このたびは誠に残念でございました。謹んでお悔やみ申し上げます。」

受付では、言葉を長く続ける必要はありません。落ち着いて一言添えるだけで十分です。

通夜で伝える場合の例文

通夜は、故人との最後の夜を過ごす大切な場です。まだご遺族の悲しみも深く、突然の出来事で気持ちの整理がついていないことも多いため、特に簡潔な言葉が適しています。

例文としては次のようなものがあります。

「このたびはご愁傷さまでございます。突然のことでお力落としのことと存じます。」
「このたびは誠に残念でございました。心よりお悔やみ申し上げます。」
「何と申し上げてよいか分かりません。心よりお悔やみ申し上げます。」

通夜では、ご遺族も多くの対応に追われていますので、できるだけ短く、静かにお伝えするのがよいでしょう。

葬儀・告別式で伝える場合の例文

葬儀・告別式でも、お悔やみの言葉の基本は変わりません。通夜と同じように簡潔に伝えるのがよく、遺族の負担にならないように配慮します。

使いやすい表現としては、次のようなものがあります。

「このたびは心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご愁傷さまでございます。どうかお力落としのありませんように。」
「誠に残念でございました。謹んでお悔やみ申し上げます。」

ただし、「お力落としのありませんように」という表現も、場面によっては励ましに聞こえることがありますので、迷う場合は「心よりお悔やみ申し上げます」にとどめると安心です。

後日弔問するときの例文

葬儀後にご自宅へ弔問する場合は、ご遺族も少し落ち着かれていることがありますが、まだ悲しみが続いている時期です。あまりかしこまりすぎず、それでいて丁寧な言葉を選ぶとよいでしょう。

例文としては次のようなものがあります。

「このたびはご連絡をいただきながら伺えず申し訳ありませんでした。改めて心よりお悔やみ申し上げます。」
「遅くなってしまいましたが、どうしてもお参りさせていただきたく伺いました。心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご葬儀には伺えませんでしたが、せめてお線香だけでもと思い参りました。心よりお悔やみ申し上げます。」

後日弔問では、「伺えなかったことへのお詫び」と「改めての哀悼の気持ち」を添えると自然です。

電話でお悔やみを伝える場合の例文

電話でお悔やみを伝える場合は、相手が忙しい可能性が高いため、短く簡潔にが基本です。長電話にならないよう配慮し、まずはお悔やみを伝えます。

例文としては次のようなものがあります。

「突然のお電話で失礼いたします。このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。」
「ご連絡をいただき驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。どうかご無理なさらないでください。」
「お忙しいところ申し訳ありません。このたびは誠に残念でございました。心よりお悔やみ申し上げます。」

電話では、「今お話ししても大丈夫ですか」と一言添えるのも相手への配慮になります。長く話さず、必要であれば「また改めてご連絡いたします」と伝えて切り上げると丁寧です。

メールやLINEで使えるお悔やみの言葉

最近では、やむを得ずメールやLINEでお悔やみを伝える場面もあります。特に、すぐに電話が難しい場合や、相手との普段の連絡手段がLINEである場合には、無理に避ける必要はありません。ただし、文章は簡潔で丁寧にし、絵文字やスタンプは使わないようにします。

使いやすい例文は次のような形です。

「ご逝去の知らせを受け、驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。」
「突然のことで言葉が見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます。どうかご無理なさらないでください。」
「このたびは誠に残念でございました。ご家族の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。」
「何とお声をかけてよいか分かりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。」

メールやLINEでは、必要以上に長文にせず、まずは気持ちを簡潔に伝えることが大切です。

手紙やお悔やみ状で使える例文

遠方で葬儀に参列できない場合や、あらためて気持ちを伝えたい場合には、お悔やみ状を送ることもあります。手紙では、丁寧さを大切にしながらも、長くなりすぎないようにするとよいでしょう。

例文としては、次のようにまとめることができます。

「このたびはご尊父様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご生前の温かいお人柄を偲び、深い悲しみを覚えております。ご家族の皆さまのお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。どうかご自愛くださいますようお祈り申し上げます。」

あるいは、もう少し簡潔にするなら、

「このたびのご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。本来ならばすぐに伺うべきところですが、かなわず失礼いたします。ご家族の皆さまのお悲しみに、心よりお見舞い申し上げます。」

手紙では「本来であれば直接伺うべきところ」などの一言を添えると、より丁寧な印象になります。

宗教を問わず使いやすい表現

お悔やみの場面では、宗教によって避けた方がよい表現もあります。たとえば「ご冥福をお祈りします」は仏教では一般的ですが、宗教によってはあまり使わない場合もあります。そのため、宗教が分からない場合には、「心よりお悔やみ申し上げます」がもっとも無難で使いやすい表現です。

ほかにも、

「謹んでお悔やみ申し上げます」
「ご愁傷さまでございます」
「突然のことで驚いております。心よりお悔やみ申し上げます」

などは、宗教を問わず使いやすい表現です。迷ったときは、無理に言葉を足さず、基本の表現を丁寧に伝えると安心です。

気持ちが伝わるのは「長い言葉」より「思いやり」

お悔やみの言葉というと、何か特別な言い回しや、気の利いた言葉を探してしまうことがあります。しかし実際には、ご遺族の心に届くのは、長く整った言葉よりも、思いやりのこもった簡潔な一言であることが少なくありません。

「心よりお悔やみ申し上げます」という言葉だけでも、十分に気持ちは伝わります。大切なのは、無理に話を広げないこと、相手の悲しみに土足で入り込まないこと、そして静かに寄り添う姿勢です。

言葉に詰まってしまっても、それは決して失礼ではありません。むしろ、無理に何かを言おうとして不自然な言葉になるよりも、丁寧な一言と真心のこもった態度の方が、ご遺族にとってはありがたく感じられることもあります。

舞岡あゆみ葬祭では葬儀マナーについてのご相談も承っております

お悔やみの言葉は、場面や相手との関係によって言い回しが変わるため、迷いやすいものの一つです。通夜や葬儀の場だけでなく、電話やメール、後日の弔問など、それぞれに応じた言葉選びが必要になります。

舞岡あゆみ葬祭では、葬儀の流れや準備だけでなく、お悔やみの言葉、香典、服装、焼香などの参列マナーについても分かりやすくご案内しております。ご不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、ご家族やご参列の方に寄り添いながら丁寧にご説明いたします。

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